[2004.03.12]
  あのときの星空


 ▼ハッブル宇宙望遠鏡、「ビッグバンから数億年後」の宇宙の姿をとらえる(WIRED NEWS)
  http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20040311305.html


 「そのときの思い,そのときの感情,そのときの慈しみ。思い出すべき,なにかがあります」。

quote:宇宙望遠鏡科学研究所が,ハッブル宇宙望遠鏡のとらえた超深宇宙の画像を発表した。この画像はビッグバンから4〜8億年後の銀河の姿を初めてとらえたもので,われわれの宇宙の歴史を数億年もさかのぼっている。(拡大画像

 「この銀河の写真は,宇宙の果ての果ての写真です。ということはつまり,宇宙の始まりの始まりのときの風景ということになります」「宇宙の始まりのビッグバンから,4〜8億年と云ってますね」「そうです。つまりこの宇宙の果ての光景というのは,宇宙の始まりのときにはわたしたちのすぐ近くにあったわけです。見上げると,この星空があった」「ぃゃ宇宙が誕生したのって150憶年とかそんな前でしょう。そのときに見上げたらとか云われても」「いまこの写真をみると,そのときになにを考えていたか,思い出せたりはしませんか?」「??」。

 「年を取るごとに1年が早く感じるのは,全体に占める1年の割合が小さくなるからと云われます。つまり5歳の人にとって1年は1/5ですが,20歳の人には1/20になってしまう」「なんか違う話になってませんか?」「いえ,ということは,宇宙が広がれば広がるほど,人間の思考の範囲も狭まっていくと考えられます。人間は進化しているようにみえて,実はどんどん小さな存在へとなっている。これは止めようがない」「そう,なんですかね?」「でも,宇宙の始まりのときの風景をみることができれば,まだ大きい思考を持っていたときのことを思い出せる」「…それが,宇宙を求める理由だと云うことですか?」「よくわかりましたね。人はまだ,あのときの星空を忘れてしまってはいけないんですよ」。


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